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法人車・リースアップ車の売却|減価償却・名義・書類の勘所

結論:所有者が誰かで段取りが真逆になる。法人名義は会社決裁と書類整備、リース車は原則リース会社の承諾と買い取り手続が先。税務は社内規程と顧問税理士のレールに乗せる。

まず所有者を確認

  • 車検証の所有者欄が法人名なら通常の法人売却フロー

  • 所有者がリース会社なら、第三者へは原則売れない

    1. 満了時に法人が買い取り→所有者を法人へ移す

    2. その後に買取店へ売却、同日決済で最短化

法人名義で必要な書類

  • 登記事項証明書(発行3か月以内)

  • 法人印鑑証明書、法人実印

  • 代表者の身分証

  • 譲渡証明書・委任状(社判と実印)

  • 社内決裁書の写しや稟議番号を求められることがある

リースアップの流れ

  • 満了前見積で、残存価格と精算条件を確認

  • 法人が買い取り、名義を法人へ移転→同日で買取店へ転売

  • 直接第三者へ売るスキームは多くの契約で不可。契約条項を要確認

減価償却と処理の勘所

  • 帳簿価額と売却額の差は損益に直結

  • 内部統制上、見積比較・決裁経緯を残す

  • 消費税の取扱いは会計方針に依存。税理士と事前確認

実務の型

  1. 所有者と契約条項の確認

  2. 顧問税理士に処理方針と必要書類を共有

  3. 入札で売却額を確定(同日同条件)

  4. 法人決裁→同時決済→名義変更の写し回収

チェックリスト
登記・印鑑証明、社印、代表者確認、リース契約条項、残存価格見積、決裁書、入金口座。

まとめ:法人かリースかの見極めが出発点。条項と書類を先に固め、税務と同時決済の段取りで滞りなく進める。