結論:骨格に触れていない小破は、修理内容と写真をセットで先出しすれば大きな減額は避けられる。中破相当でも、作業工程と使用部品の一次情報があれば評価は安定する。
告知の基本軸
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いつ、どこで、どの程度
発生日、速度域、衝突箇所、損傷範囲を短文で。 -
何を、どう直したか
交換か修正か、純正か社外か、塗装範囲、溶接の有無。 -
どこで施工したか
ディーラー系、保険指定、鈑金専門。工場名を明記。 -
現況
直進性、アライメント実施、異音なし、警告灯なし。
写真の並べ方
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遠景、中景、近接の三段で同一部位を撮る
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裏側と取付点をライトで撮影
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修理前後の写真があればベスト、なければ現況の面の映り込みで歪みの少なさを示す
明細のどこを見せるか
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部位と品目が分かるページ
バンパー、フェンダー、ヘッドライト、コアサポートなど部位名。 -
合計金額と保険会社名
作業の規模感を伝える。過剰な秘匿は疑念を招く。
減額を防ぐ運用
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入札前に情報パックを送付し、当日の発見による心証低下を防ぐ
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試乗は同乗で直進性とブレーキの体感を終わらせる
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減額条件は書面に限定列挙。申告外の骨格損傷や重大漏れ以外は対象外とする
表現テンプレ
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令和X年Y月、左前軽接触。フェンダー交換、バンパー脱着塗装。骨格無、アライメント実施、直進良好。施工はディーラー系工場、明細あり。
チェックリスト
修理明細の該当ページ、前後写真、アライメント測定票、現況の試乗確認。
まとめ:小破・中破は隠しても現場で露見する。先出しと一次情報で疑いを取り除き、減額口実を狭めるのが最短ルート。