結論:初期化はナビ内データ、通信アカウント、車載メモリ、外部メディアの四系統。機種ごとの手順書を用意し、引渡し当日にチェックリストで確認する。
初期化の対象
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ナビ・オーディオ
目的地履歴、電話帳、Bluetoothペアリング、学習履歴、ETC車載器のIC情報。 -
スマホ連携
CarPlay/Android Autoの承認端末、専用アプリのアカウント紐付け。 -
ドライブレコーダー
本体メモリとSDカードの動画、駐車監視設定、クラウド連携。 -
その他
テレマティクス通信、セルラーモジュール、車両アプリ、Wi-Fi設定、ガレージドアリモコン。
進め方
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取扱説明書の該当ページをマークし、機種名とファーム版を控える。
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連携アカウントはアプリ側からログアウト→端末登録を解除。
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ナビはリセットではなく、ユーザーデータ消去メニューを実行。地図データは残す。
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ドラレコはSDを物理フォーマット、必要なら初期化後に空カードを挿入。
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ETCは車載器の登録情報は残しつつ、カードは必ず抜く。個人情報は残さない。
引渡し当日の確認項目
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ナビの履歴ゼロ、電話帳ゼロ、ペアリング端末ゼロ
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車両アプリの紐付け解除、遠隔操作機能オフ
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ドラレコのカード抜き取りまたは初期化済み
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取説・SD・地図ディスクなど媒体の返却
ありがちな漏れ
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第三者アプリのログイン残り(メーカー純正以外)
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車載Wi-FiのSSIDとパスワード
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家のスマートリモコン登録
チェックリスト
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機種ごとの初期化手順書
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アカウント連携の解除画面スクショ
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ドラレコSDのフォーマット実施
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返却物の一覧(SD、リモコン、取説)
まとめ:個人情報の置き忘れはリスクと価値毀損につながる。四系統を順番に消し、証拠を残して安心して引き渡そう。