結論:買取店の原価はオートオークション相場が基準。自車と同条件の成約レンジを知れば、交渉の物差しが手に入る。
まず用語を最低限
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落札価格 成約価格のこと。ここに運搬費や手数料が加わって仕入原価になる
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評価点 車両状態の総合点。内外装の小傷や修復歴の有無で上下
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コーナー 会場や部門ごとのカテゴリ。軽、ミニバン、輸入車などに分かれる
どう相場を当てるか
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年式、グレード、走行距離、色、修復歴の有無、評価点でフィルタ
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月別のレンジを並べて、上限と中央値を把握
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爆発的に高い一件は除外し、母数の多い帯を基準にする
実務への落とし込み
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交渉のフレーズ
本件の会場レンジは上限がおよそ〇〇万円、中央値が〇〇万円。店頭経費を加味しても、提示は〇〇万円台が妥当では -
会場レンジより高い提示が出たら、後日の減額条件を必ず文書で限定列挙
注意点
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為替や輸出規制、季節要因でレンジが短期に動く
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評価点の基準は会場で差があるため、写真と明細で自車の位置づけを補正
チェックリスト
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同条件の落札レンジの上限と中央値
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月別のトレンド
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自車の評価点相当の根拠写真
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減額条件の書面化
まとめ:会場レンジを知ると、感覚ではなく帯で話ができる。自車の位置を写真と明細で補正し、上の端に寄せていこう。