結論:輸出筋は年式や走行より、耐久性や仕様適合で評価することが多い。対象車なら国内相場より上を狙える。ポイントは、対応できる業者を混ぜ、書類と日程を先に固めること。
輸出で強い傾向
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信頼性と耐久性で名のあるメーカーやエンジン
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ラダーフレーム系、四駆、ディーゼル、大排気量
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右左のハンドル規格や排ガス基準に合うモデル
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見た目より機関状態と下回りの錆の少なさ
必要書類と段取り
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一時抹消か輸出抹消の選択
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譲渡証明、委任状、印鑑証明、車検証、自賠責、リサイクル券
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名義変更を伴わずに買取後すぐ抹消する流れを事前合意
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通関と船積みスケジュールの目安を確認
入札設計
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一般の国内業者に加え、輸出専門を2社以上混ぜる
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下回りとフレーム、錆の写真、エンジン始動動画、排気の色を事前共有
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減額条件は限定列挙。錆穴や重大なオイル漏れなど、輸出適性に直結する項目を合意
税金と費用の扱い
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一時抹消時は自動車税の未経過分還付がある地域が多い
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陸送費や通関関連の費用負担を事前に明確化
注意点
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海外相場は為替や規制で変動が速い。比較は同週同日で
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保安基準や安全装備が現地法に合うかは業者の確認に委ね、保証はしない
チェックリスト
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下回り写真と動画の準備
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抹消と通関の流れを紙で確認
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輸出業者を含む同日入札
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還付金や費用負担の記載
まとめ:輸出筋が刺さる車は、国内より高く売れることがある。書類と写真の透明化、同日比較、抹消と通関の段取りで、スムーズに最高条件へ着地しよう。