結論:光と匂いを制す。
洗車と室内無臭化、ガラスとライトの透明感、写真の順番だけで印象は跳ね上がる。
板金や高額パーツ交換は不要。
半日でやるべきこと
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洗車とガラス磨き
シャンプー洗車→ガラスとミラーを重点。水滴跡をゼロに。ヘッドライトはくすみがあれば専用クリーナーで。 -
タイヤと足まわり
タイヤの空気圧を規定値へ。タイヤワックスは控えめにし、サイドウォールの汚れだけ落とす。 -
室内無臭化
マットを取り外して丸洗い→徹底乾燥。掃除機で砂と埃を除去。内装は無香料クリーナーで拭く。芳香剤は撤去。 -
小キズ対策
浅い線キズは細目コンパウンドで軽く均す。塗装が欠けているところだけタッチアップ。深い傷や凹みは触らず現状で。 -
電装チェック
警告灯、ランプ、ワイパー、ウォッシャーを動作確認。単なる玉切れは交換しておく。
すぐ効く見栄えポイント
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黒樹脂の白ボケは樹脂用保護剤で均一に
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ドア開口部とトランクのゴム周りを拭く
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ドアポケットや小物は全撤去。荷室は空に
失敗しがちなこと
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強い香りの消臭剤や艶出し過多はマイナス
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安価なシートカバーで隠すのは逆効果
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DIY板金で塗装ムラを作ると減額口実になる
写真術の基本
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時間帯は朝夕か薄曇り。硬い日差しは避ける
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角度は斜め前、斜め後ろ、真横、前後の正面、内装運転席、後席、荷室、メーターパネル、ナビ、エンジンルーム
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フレーミングは地平線を水平に、背景はシンプルに。ハンドルは正位置、前輪は少しだけ外に切ると立体感が出る
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1案件で15〜20枚が目安。同じ場所で統一感を出す
ミニ試算
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洗車用品と小物で数千〜一万円前後の出費でも、写真映えによる競争強化で数万円の上振れは珍しくない。まずは低コストの打ち手から。
チェックリスト
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ガラスと鏡が曇りなし
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室内無臭、マット乾燥済み
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小キズの目立ち軽減、深い傷は触らない
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ランプとワイパー作動良好
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写真15枚以上、順番は外観→内装→装備→書類
まとめ:査定前の半日投資は、入札の母集団と初手提示額を押し上げる最短ルート。光と匂いと写真で、同じ車を別モノに見せよう。