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オープンハウスはやるべき?集客・当日運営・効果測定の型

結論:「空室×写真映え×回遊動線が良い物件」なら実施価値が高い

露出を一気に増やし、当日その場で“申込までの道筋”を用意できるかが成否を分けます。逆に、居住中で生活感が強い/駐車導線が悪い/管理規約で立看板は無理せず個別案内に。


1) いつ・どんな物件で効く?

  • 築浅〜中・眺望/採光が強み(写真と現地のギャップが少ない)

  • 回遊動線が作れる(玄関→LDK→眺望→各室→水回り→バルコニー)

  • 競合が増えた週:オープンで“比較母集団”に必ず入る狙い

  • やめる判断:居住中で片付け困難/臭気・結露など是正未了/駐車不可や騒音クレーム懸念


2) 集客(前週〜当日)

  • 前週:ポータル告知+SNS短尺、近隣300〜500部ポスティング(来店誘導より“紹介”が狙い)

  • 予約導線:フォーム/QRで時間帯予約(30分枠)、“満枠時の次回案内”も選べる設計

  • 看板・導線:最寄り交差・エントランス・EV前に3段導線、受付は玄関外で渋滞回避

  • 雨天対応:前日夕に実施/延期の一斉連絡テンプレを準備


3) 当日の運営(安全・体験・即決)

  • 防犯:貴重品撤去、入室時に氏名/連絡先/同伴者を名簿記入、リュックは前掛けの声かけ

  • 体験設計:最初の1分で**“買う理由”を語る一枚**(抜け・採光)→動線案内→水回りは“点光源が映る”清掃

  • 資料パック

    • 諸費用&ローン返済早見表(金利別)

    • 管理・長期修繕計画の抜粋(マンション)/境界・道路回答(戸建)

    • 近隣競合の比較表(㎡単価・築・駅距離)

  • 即決の土台:その場で買付・事前審査送付まで進められるチェックリスト、条件付きカウンターの定型文を用意

  • 同時案内:最大3組まで。5分ずらしで入室、プライバシーと説明品質を確保


4) 近隣配慮(トラブル予防)

  • 前日挨拶:エレベーター使用・騒音・駐輪のお願い文を配布

  • 駐車:現地コーン設置+コインP案内図、路駐NGの張り紙

  • 共用部:三角コーン・ブルーシートで養生、終了後の巡回清掃を習慣化


5) 効果測定と次アクション

KPI:来場組数/実需比率(投資除く)/平均滞在時間/次アクション予約率(個別再内見・事前審査)/申込率

  • 弱点別の改善

    • 来場少:告知媒体とサムネ3枚を刷新/開催時間を10–12時・14–16時へ最適化

    • 滞在短:入口1分の“買う理由”が弱い→導線トークと見どころの順番を見直し

    • 申込弱:諸費用表・ローン返済表がない/カウンター条件が曖昧→即日申込までの障壁を除去


6) チェックリスト(保存版)

  • サムネ3枚=抜け/LDK/水回り清潔

  • 予約フォーム&30分枠、満枠時の代替案

  • 受付名簿・靴カバー・消毒・案内札

  • 諸費用・返済表/管理・修繕/競合比較の3点セット

  • 買付・事前審査の当日フローとテンプレ

  • 終了後の清掃・掲示撤去・お礼メッセージ


まとめ

オープンハウスは「来場数×即日意思決定の設計」で成果が決まります。

告知・導線・資料・即決手続の4点を事前に作り込む。

当日運営は安全第一、終わったら数字で振り返り——この型さえ守れば、短期で“申込が出る日”を自分で作れます。