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働き方改革によって長時間の残業を課す企業は減り、ハラスメントに対する風当たりも強くなった時代背景によって「ブラック企業」は少なくなっている印象を受けます。
しかし、少なくなったとは言え、まだまだ実際にはブラック企業が多いのも事実でしょう。
客観的に見れば、「ブラック企業で働くくらいなら転職しちゃえばいいのに」と思うかもしれませんが、そこには「辞めたくてもやめられない理由や心理」が隠されているのです。
そういった「辞められない理由や心理」を解決し、転職するためには、どういった行動をとれば良いのでしょうか?
この記事では、そんな「ブラック企業を辞められない心理と上手に辞める方法」について解説していきたいと思います。
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ブラック企業の定義
それではまず、今回のテーマとなる「ブラック企業」という言葉について考えてみましょう。
一般的に認知度の高い「ブラック企業」という言葉ですが、正式に定義されている言葉ではありません。
例えば、以下のような労働環境で働いている人は、「ブラック企業で働いている」という認識を持つべきだと言えるでしょう。
- 長時間の残業が課されている
- ノルマが厳しすぎる
- パワハラやモラハラ、セクハラなどのハラスメントが横行している
- 賃金の不払いが度々起こっている
- 企業自体のコンプライアンス意識が低い
いかがでしょうか?
「あ、ウチの会社当てはまっている」と感じた人もいるのではないでしょうか?
さらに、「自分が働いている会社がブラック企業だということは知っている」という人も多かったりします。
それでは、ブラック企業に勤めている人がなぜ辞められないのかを考えてみましょう。
ブラック企業を辞められない心理
まず、ブラック企業を辞められない「理由」として考えられるのは、以下のようなものです。
- 転職活動が不安
- 生活が困窮する
- 家族を不安にさせる
- 会社や同僚などに迷惑が掛かる
確かに、ブラック企業とはいえ賃金の不払いなどがなければ毎月安定した収入が得られるわけですから、その環境を手放すのはそれなりに不安がありますよね。
しかし、転職エージェントなどを利用して働きながら転職活動を行えば、収入を途絶えさせることもありませんし、家族を不安にさせることもありません。
引継ぎをしっかりと行えば会社への負担を最低限度に抑えることも可能でしょう。
世の中の会社全体から見れば、ブラック企業の割合は少数ですから、転職先の企業の方が環境が良くなる確率の方が圧倒的に高いので、現実的に考えればこれらの「理由」は直接的な辞められない理由ではないと言えるでしょう。
そう、そこには、「辞められない心理」が隠されているのです。
認知的不協和を解消する心理が働いている
ブラック企業に勤めている人を見ていると、「なぜ辞めないんだろう?」と疑問に思いますし、高い確率で辞めて転職した方が幸せになれるのも確かです。
そんな簡単なことができないのは、働いている本人が「認知的不協和」を感じ、それを無意識に解消しようとするからだと言えます。
認知的不協和とは、「自分自身の考えや行動に矛盾を感じる」という状態です。
この認知的不協和を解消するために、自身の考えや行動を「正当化してしまう」のです。
ブラック企業に勤めている人は、「悪い環境で働いている自分」に対して認知的不協和を感じます。
「なんでこんな会社で働いているんだ」
「もっと良い会社で働きたいのに」
そういった認知的不協和を感じると、その違和感を解消するために正当化してしまうのです。
「家族を食べさせていくためだから仕方ない」
「大変なのに辞めていないということは自分に合った仕事なのかもしれない」
「自分が辞めたらこの会社が大変なことになる」
冷静に考えれば、すぐにでも転職活動を始めるべきであるにもかかわらず、ズルズルと働き続けてしまうのには、こういった心理が影響していたのです。
結論!今すぐに転職活動を始めよう!
ここまでの解説で、「いろいろと辞めない理由を考えていたけど、それは認知的不協和を解消しようとしていただけだったんだ」ということがお分かりになったかと思います。
前述したように、現代では「転職エージェント」という心強いシステムが一般的になっています。
一昔前までは自分ひとりで求人を探し、応募して内定を取らなければいけませんでしたが、今は転職エージェントと二人三脚で転職活動が行えます。
市場に出回らない未公開求人があったり、自分に合った企業の提案や履歴書の書き方、面接のアドバイス、応募先企業との面接日程や入社日の交渉など、かなり心強い存在となることでしょう。
働きながらでも転職活動は可能なので、できるだけ早く登録に行くことをおすすめします。
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まとめ
今回は、「ブラック企業を辞められない心理と上手に辞める方法」について解説してきました。
ブラック企業では、ノルマやハラスメント、労働時間など様々な問題を抱えながら生きることとなります。
そんなブラック企業を辞めることができないのは、「認知的不協和」という心理が隠されていたのです。
現実的には転職した方が高確率で現状よりも幸せになれるということを良く理解して、ぜひ転職エージェントへの登録をしてみましょう。