借金という負のスパイラルから抜け出す考え方

負のスパイラルから抜け出すのはかなり難しいもの

借金のない人からすると、なぜ借金がどんどん増えていくのか理解できなかったりしますよね。

収入の中で生活をしていけば良いわけですし、ローンを組む際も無理のない返済計画を立てれば良いだけ。

そんな風に思えるはずです。

しかし、世の中計画通りに暮らしていける人ばかりではありません。

このように、予期せぬ事態によって少額だけ借金をしてしまうことがきっかけとなるわけです。

「でも少額だったらまだ立て直せるでしょ」と思いますし、実際に少額の段階で本気で立て直そうと思えば（健康で働ける状態であれば）十分に元の健全な生活に戻ることは可能です。

しかし、世の中には精神的に強い人間だけではありません。

いや、強い人間であったとしても、病気や怪我、その他のトラブルによってそれまでの順調な暮らしが揺らいだ場合、精神的に崩れてしまうことも十分にあり得るのです。

また、「こんなに簡単にお金が借りられるんだ」と味を占めてしまうケースもありますし、「ATMにカードを入れて暗証番号を押し、金額を入れたらその金額が手に入る」というように「借金している感覚が薄いというシステム」に引っかかってしまう人もいます。

誰もが知る通り、借金には「金利」があり、額が増えるごとに利子の額も増えていきます。

少額でも借金をしたあとに、弱い気持ちが一度でも顔を出してしまうと、「気が付いたら利子を払うだけで精一杯」という状況に陥ってしまう可能性もかなり高いのです。

もしも借金の金額が増え、なかなか元本を減らすことができない状況になり、「債務整理しかないかも」と思っていたとしても、まだできることはあるはずです。

「収入を上げる」という手段はもちろん直接的な解決法になりますが、実際には精神的にも肉体的にも難しいという場合がほとんどだと思います。

そんな時は、まず「自分の意識を変える努力をする」ということを行ってみましょう。

借金に対して効果的な考え方としては、以下のようなことが挙げられます。

メタ認知とは、簡単に言えば「もう一人の自分が自分を見ている」というものです。

「そんな幽体離脱のようなことできるわけがない」と思うかもしれませんが、練習をすれば誰でもこの考え方を行うことができます。

自分の今の状況や気分、行動、体の反応などを紙に書き出す「セルフモニタリング」や、意識を自分の内側に向けることができる「瞑想」などもメタ認知を高める効果的な方法です。

自分自身を客観的に捉えることで、冷静に「借金している自分」を分析し、理想の解決策を見出せるようになるはずです。

負のスパイラルに陥っている人の多くが、「失敗した過去」に捉われすぎてしまっています。

しかし、実際に生きている時間は過去ではなく「今」であることを強く意識してみましょう。

また、「このままじゃ未来も真っ暗だな」と「未来」を見るのもあまりおすすめできません。

もちろん、返済計画をしっかりと立てる為に未来を想像するのはOKですが、返済計画が決まったらあとは「今」に集中することが精神衛生上も良いと言えるでしょう。

現代では、それほどお金を掛けなくても趣味を楽しむことができますよね。

「YouTube」は観るのにもお金は掛かりませんし、趣味兼副業として動画を公開するといった方法もあります。

また、メルカリなどのフリマアプリを利用すれば、様々な用品を安く購入することができるので、趣味に必要な道具を安く購入し、大事に長く使っていくということもできます。

「働いて借金を返す為だけに生きている」と考えるよりも、趣味を作って楽しむという考え方を取り入れることができればきっと幸福度は上がっていくはずです。

今回は、「借金という負のスパイラルから抜け出す考え方」について解説してきました。

このような考え方ができれば、きっといつか負のスパイラルから抜け出すことができることでしょう。

ぜひ1つずつでも良いので試してみてはいかがでしょうか？

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