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生活保護を受給する理由は人それぞれです。
傷病者や母子世帯、障害者世帯、介護離職世帯、高齢者などの理由が挙げられます。
これらの理由の人たちの中には、再び社会に出て働ける可能性がある人も多く含まれています。
病気や怪我が治ったタイミングや親族の介護が必要なくなった人、子供が成長し働ける時間が増えるシングルマザーなどがそれにあたります。
そんな人たちは、ぜひ生活保護の受給期間中に生活習慣を見直して、活力ある状態で働けるようなタイミングを迎えるべきです。
この記事では、そんな「生活習慣を見直して生活保護から抜け出し自己肯定感を高めるという選択肢」について解説していきたいと思います。
健康体でなければ人は新たなチャレンジができない
人は新たなチャレンジをする場合、大きな労力が必要となります。
生活習慣から抜け出すためには、新たに仕事を始めなければなりませんよね。
仕事自体に慣れなければなりませんし、人間関係も新たに構築していかなければなりません。
生活保護を受給しながら暮らしている状態から、いきなりフルタイムの仕事に復帰するのは、かなり精神的にも肉体的にも負担が大きくなります。
そんな大変な時期に、体が健康体でなければ乗り越えられる可能性は低いと言えます。
病気であまりものが食べられない状態であれば仕方ありませんが、年齢的にもまだまだ働ける世代であり、しっかりと食事を食べられる状態であれば生活習慣を見直して健康体を目指すべきだと言えるでしょう。
見直すべき生活習慣
それでは、実際に見直すべき生活習慣をいくつか挙げてみます。
ケガや病気であってもできる項目があれば、積極的に取り組みましょう。
その「ちょっとした努力」の積み重ねが、明るい未来を手繰り寄せる確率を上げるはずです。
バランスの取れた食事(栄養摂取)
食べたものはそのまま体へと影響を及ぼします。
炭水化物や脂質、タンパク質、ミネラル、ビタミンの5大栄養素をバランス良く摂取することは非常に重要です。
例えば炭水化物であれば男性が500g程度、女性が380g程度がベストですし、脂質はおよそ15g~20g程度に抑える必要があります。
タンパク質は300g程度、ミネラルも300g程度、ビタミンは「A」や「D」が100g程度、「B1」や「B2」、「C」などが400g程度必要だと言われています。
これらのバランスを頭に入れておくだけでも、食事への意識は変わっていくはずです。
良質な睡眠
近年では、睡眠不足が当たり前の生活になり睡眠負債が溜まっている人が非常に多くなってきています。
人にもよりますが、最低でも6時間以上(可能であれば7時間以上)は寝るべきでしょう。
また、睡眠時間を確保できたとしても、「睡眠の質」が悪ければあまり意味がありません。
自分の体に合った寝具を用意したり、就寝間際までスマホをいじらないといった意識を持つことも重要となります。
寝る前に2~3分程度で窓を少し開けて部屋の酸素濃度を上げるという方法も、睡眠の質を上げるのにおすすめの方法です。
睡眠時間と質を改善するだけで劇的に体調が改善する人もいることでしょう。
運動習慣
もしも怪我や病気でなければ、運動習慣を身に付けるべきです。
傷病状態であっても、可能な動きであれば少しでもいいので毎日続けてみましょう。
運動習慣は、活力のある体を作る為にはとても重要な要素となります。
有酸素運動であれば、脂肪燃焼効果が期待できますし、全身持久力もUPします。
筋トレであれば、筋力UPによって基礎代謝が上がり、血流も改善し、ストレス軽減や睡眠の質の向上なども期待できます。
健康な体で生活保護を抜け出せれば「自己肯定感」が上がる
もしも食生活や運動、睡眠といったことを意識して取り組み、健康な体を作り上げることができたならば、あとは働けるタイミングを待つだけです。
人それぞれ生活保護を受給する理由に違いはありますが、その原因が解決できたならば、全力で社会復帰にチャレンジしてみましょう。
生活習慣の改善で体はかなり活力が戻ってきているはずなので、社会復帰を成功させられる可能性は高いはずです。
そしてその成功は、「自分もまた社会の一員としてフルで働くことができる」という達成感となり、自己肯定感が大幅に高まっていくことでしょう。
自己肯定感が高まれば、否定的な言動や行動が減り、「自分ならできる」というポジティブな意識で暮らしていけるはずです。
まとめ
今回は、「生活習慣を見直して生活保護から抜け出し自己肯定感を高めるという選択肢」について解説してきました。
生活保護から抜け出すためには、健康体でなければなりません。
その為には、バランスの取れた食事や良質な睡眠、運動習慣といった生活習慣の改善をする必要があると言えるでしょう。
生活保護から抜け出せる可能性がある人は、ぜひ生活習慣の改善に取り組んでみてはいかがでしょうか?