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母子手当(児童扶養手当)を受給している世帯は、約100万世帯存在します。
満額となる4万円以上の母子手当を得ることができれば非常に生活が楽になります。
しかし、中には母子手当を不正に受給してしまっている女性がいるのも事実です。
この記事では、そんな「母子手当(児童扶養手当)の不正受給にあたるケース」について解説していきたいと思います。
母子手当(児童扶養手当)の不正受給にあたるケース
離婚や死別といった経緯によって、ひとりで子供を養育していかなければならないシングルマザーの家庭は、母子手当の存在が非常に大きくなります。
しかし、もしも再婚していなくても、経済的に問題が亡くなるケースがあります。
その代表的な事例が、「恋人がいる」というものです。
例え戸籍上ではひとり親であっても、彼氏となる存在がいて、経済的な支援を受けている状態(もしくは籍を入れずに事実婚状態)であれば、母子手当の不正受給に該当してしまうのです。
離婚件数が非常に多くなった現代の日本では、20代、30代といった若年層でシングルマザーになる女性が非常に多くなります。
結婚適齢期の年齢層ですから、養育する子供がいたとしても恋愛を希望する男性が現れる可能性も非常に高くなります。
相手の女性がシングルマザーで経済的に困窮していると分かれば、「経済的に支援してあげたい」と思うにおは至極当然だと言えます。
しかし、経済的支援をするということは、母子手当の受給資格から外れるということなので、黙って受給し続けるのは不正受給となってしまうのです。
彼氏と同棲しているケースは100%不正となる
彼氏と恋愛をしていて、同棲という形で付き合っている場合は、確実に不正受給として判断されてしまいます。
過去には逮捕された事例もあるので、同棲することになったならば母子手当の受給を停止する手続きを取らなければなりません。
稀に泊まりに来る
恋愛をしていて、彼氏が稀に自宅に泊まっていくといったケースも、不正受給として扱われる可能性が高くなります。
彼氏を作ること自体は全く問題ありませんが、例え経済的な支援を受けていないとしても自宅に泊まるという事実があるだけで不正受給となってしまう可能性があるので注意が必要です。
彼氏との子供を妊娠した
彼氏と恋愛を続けていく中で、時には妊娠をするケースもあるでしょう。
しかし、妊娠を下時点で母子手当の受給資格がなくなってしまうので、そのまま受給し続けることは不正受給の対象となってしまいます。
多くの場合は近隣住民や友人、知人からの通報で発覚する
基本的に新たに恋人ができたとしても、自己申告しない限りは役所に発覚することはありません。
しかし、実際には多くの不正受給が発覚しています。
これは、近隣住民や友人、知人といった人たちからの通報によって発覚するケースが多いからだと考えられています。
また、中には会社の同僚などからの通報といったこともあるようです。
自身の収入は低くても、彼氏の年収が高く十分な経済力があるにもかかわらず母子手当を受給しているとなると、その事実を知っている人からすれば「ずるい」という感情となってしまうのも仕方のないことだと言えるでしょう。
しかし、すべてのケースで経済的支援を受けているというわけではなく、まったく経済的支援を受けていないにもかかわらず不正受給と判断されてしまうこともあるということもまた事実なのです。
通報されるとどうなる?
不正受給の疑いを掛けられ通報されてしまうと、市役所から確認の連絡が来ます。
その後市役所の職員による訪問調査という流れとなります。
- 玄関に男性物の靴がないか
- 洗面所に歯ブラシや髭剃りなどが置いてないか
- 洗濯物の中に男性の服が混じっていないか
このようなチェックをされるので、実際に同棲をしていたり、定期的に彼氏が泊まりに来ている状況だと高い確率で受給停止となってしまうでしょう。
他にも、子供への何気ない会話によって男性が普段泊まっているかどうかを確認するといったこともあるようです。
子供は正直なので、口裏を合わせるというのはなかなかできないものです。
不正受給と判断されたらどうなる?
母子手当の不正受給だと役所に判断された場合は、正当な金額分を返還したり、場合によっては全額返金することとなります。
また、同時に受給資格がなくなり、以降母子手当が受給できなくなるケースが高くなります。
不正受給の仕方が悪質である場合には、最悪逮捕されてしまうこともあるのです。
まとめ
今回は、「母子手当(児童扶養手当)の不正受給にあたるケース」について解説してきました。
母子手当はシングルマザーにとって命綱とも言える手当ですが、彼氏ができた際には気を付ける必要があると言えます。
もしも経済的な支援を受けていなかったとしても、同棲などをしている場合には不正受給だと判断され、手当金の返金や受給資格をはく奪されてしまう可能性もあるのです。