借入先が複数ある際に有効な「おまとめローン」のメリットとデメリット | 【Asset Blog】「人生×お金（借金・収入UP・金融）」の問題解決ブログ

おまとめローンとは？

おまとめローンとは、複数の借入（ローン）を1つにまとめることを目的として作られた商品です。

例えば、A社、B社、C社という3つの借入先がある場合（各30万円と仮定）に、D社のおまとめローンを申し込み審査を通し、D社から借入した金額でA～Cの3社の借入額をすべて返済します。

その後、借入した本人はD社に返済を行っていくという流れになります。

おまとめローンの最大のメリットは、「返済負担を減らせる」という点です。

借入している各商品よりも安い金利で1本にまとめてしまうので、毎月の返済額をかなり減らすことができるのです。

金利の違いや借入総額によってその額は違いますが、100万円以上の借入額の場合、毎月の支払額が1万円以上減るという可能性も高いのです。

（150万円、200万円程度になると15.000円～20.000円違ってくる場合もあり）

「たった月に1万円～2万円のために」と思う人もいるかもしれませんが、その1万円～2万円の違いが借金の負のスパイラルから抜け出せるかどうかの非常に大事なポイントとなり得るのです。

返済先が複数になると、当然のことながら毎月それぞれに返済をしなければならないという事となります。

「A社にもB社、C社にも返済しなければならない」というのは、精神的に本当にきついものです。

しかし、その借入を1本にまとめることで、「D社に毎月返済すれば良い」というシンプルなものとなり、精神的な負担はグッと軽減されるはずです。

借入額が大きくなっていくと、返済時だけではなく、日々の生活でストレスを溜めるようになっていきます。

「遊びに行ってストレスを発散したいけどお金がない」

「冬になって暖房費が掛かるけど来月の支払いを考えるとあまり使えない」

「大好きなアーティストのライブがあるけどチケットを購入するお金がない」

「仕事終わりの缶ビールだけが幸せを感じられる瞬間なのに、支払いをするためには本数を減らさなければ」

このように、「お金がない」というのは、暮らしていくだけでも大きなストレスを抱えてしまいます。

そんなストレスフルな状態で暮らしている中で「A社へ返済、B社へ返済、C社にも返済」というように毎月返済を行わなければいけないのは、本当に大きな負担となってしまうはずです。

「自分で借りたんだから自業自得」という人もいるかもしれませんが、世の中にはやむを得ず借入をして暮らしている人も大勢いるということを忘れてはいけません。

病気や怪我、親族の介護、会社の倒産や経営悪化など、誰でもちょっとしたきっかけで負のスパイ楽に陥る可能性はあるのです。

ここまでおまとめローンのメリットを挙げてきましたが、デメリットとなり得るポイントもいくつか存在します。

金利がそれほど低くならないケースもある

現在利用している借入の金利がすでに低く設定されているケースでは、毎月の返済額がそれほど変わらない可能性もあります。

返済総額が増える可能性がある

例え複数の銀行や消費者金融からの借り入れよりも低金利でおまとめローンが組めたとしても、返済の総額が増えてしまう可能性もあります。

これは、返済を1つにまとめることで返済期間が延び、返済回数が増えてしまうことが要因だと言えます。

追加での借入が不可能

おまとめローンを1度でも組んでしまうと、追加でお金を借りることができないと考えておいた方が良いでしょう。

そういった意味でも、「ここから先は負のスパイラルを断ち切って完全返済を目指す」という大きな決意を持って行うべき対処法だと言えるでしょう。

今回は、借入先が複数ある際に有効な「おまとめローン」のメリットとデメリットについて解説してきました。

返済負担を減らせたり精神的な負担を減らせるといった大きなメリットがある「おまとめローン」は、複数の銀行や消費者金融から借入をしていてその額がかなり大きくなってきてしまっているという人はぜひ検討すべき対処法です。

確かにデメリットもありますが、負のスパイラルから抜け出せる可能性があることも確かです。

ぜひ一度、利用することでどれくらいメリットがあるのかを確かめてみてはいかがでしょうか？

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